60年代、世界がBB ブリジット・バルドーに恋をした……
昨年生誕90年記念した“ブリジット・バルドー レトロスペクティブ—BB生誕90年祭—”から、シネ・ピピアセレクトの8本を連続上映!

“ブリジット・バルドー レトロスペクティブ—BB生誕90年祭—”公式サイト→https://bb90th.com/

上映作品&上映時間

この神聖なお転婆娘(原題:Cette sacrèe gamine)

1/31(金)・2/1(土)10:10

『この神聖なお転婆娘』画像 1955年/フランス/93分/モノクロ/スタンダード
監督:マルク・アレグレ 原作:ヴィッキー・バウム
脚本:ロジェ・ヴァディム、マルク・アレグレ 台詞:ロジェ・ヴァディム、フランス・ロシュ
撮影:ロベール・ジュイヤール 編集:シュザンヌ・ド・トロイ 音楽:ジャン・ヴィエネル
製作:マルク・アレグレ、ジルベール・コアンセア、チーノ・デル・ドゥーカ
共演:ジャン・マレー、イザベル・ピア

パリ・モンマルトルのキャバレー「ミシシッピ」。オーナーのポール・ラトゥールは、お転婆な愛娘ブリジット(ブリジット・バルドー)をショービジネス界から遠ざけるべく、仕事は船主だと偽り続けてきた。ある日、ニセ札事件への関与を疑われたラトゥール。歌手のジャン・クラリ(ジャン・ブルトニエール)をエッフェル塔の展望台に呼び出し、スイスの潜伏先まで娘を送り届けてほしいと頼んで姿を消す。ジャンは早速、ブリジットの寄宿学校へ。叔父と偽って連れ出そうとするも、警察が現れてひと騒動。だがブリジットは「やっぱり。パパはスパイよ」「スター歌手と月明かりの下を逃避行よ。おかげで惚れちゃった」なんてワクワクする始末。ジャンはブリジットを自宅にかくまい、婚約者のリリ(フランソワーズ・ファビアン)や使用人、何より警察に彼女の正体がバレないようあの手この手で大奮闘。果たしてブリジットは父と再会できるのか? またニセ札事件の真犯人は誰なのか?

©1955 Régie du Film- Orsay Films / 2011 C. Roth-Meyer - Films du Jeudi

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殿方ご免遊ばせ 4Kレストア版(原題:Une Parisienne)

2/2(日)・2/3(月)10:10

『殿方ご免遊ばせ』画像 ※当館では2Kでの上映です
1957年/フランス/89分/カラー/スタンダード
監督:ミシェル・ボワロン
原案:アネット・ワドマン、ジャン・オーレル 脚本:ジャン・オーレル、ジャック・エマニュエル、ミシェル・ボワロン 台詞:アネット・ワドマン
撮影:マルセル・グリニヨン 編集:クロディーヌ・ブーシェ 音楽:アンリ・クローラ、アンドレ・オディール、ユベール・ロスタン
製作:フランシス・コーヌ、アンジェロ・リッツォーリ
共演:シャルル・ボワイエ、アンリ・ヴィダル

パリの大通りを疾走する赤いスポーツカー。運転するのはフランス大統領の一人娘ブリジット・ローリエ(ブリジット・バルドー)だ。彼女は父のもとで働く官房主任のミシェル・ルグラン(アンリ・ヴィダル)に片想いしていた。手を替え品を替え猛アタックを続けるうち、ついに二人は結婚。しかしハネムーンから戻るや、ブリジットは父に「私不幸なの」と告げる。プレイボーイのミシェルにいつ浮気されるかと気が気でないのだ。その日は国中が、国賓であるグレタ女王とシャルル王配(シャルル・ボワイエ)のフランス公式訪問に沸き立っていた。ブリジットは偶然、ミシェルの元愛人が彼の結婚を知らずにかけてきた電話をとる。闘争心に火がついたブリジットは、王女と王配を歓迎するパーティの場で、ミシェルに「私も浮気してやる」と宣言。ロックオンしたのはなんとシャルル王配。ミシェルは「健闘を祈る」と鼻で笑うが、ブリジットは持ち前の行動力で王配との距離を詰めていく。

©1957- TF1 Droits Audiovisuels - Pretoria

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気分を出してもう一度(原題:Voulez-vous danser avec moi?)

2/4(火)から2/6(木)10:10

『気分を出してもう一度』画像 1959年/フランス・イタリア/92分/カラー/スタンダード
監督:ミシェル・ボワロン 原作:ケリー・ルーズ
脚本:ジェラール・ウーリー、ジャン=シャルル・タケラ、ルイ・C・トーマ、ミシェル・ボワロン、アネット・ワドマン、フランシス・コーヌ
撮影:ロベール・ルフェーヴル 編集:クローディーヌ・ブーシェ 音楽:アンリ・クロラ、アンドレ・オデール
共演:アンリ・ヴィダル、ドーン・アダムス、セルジュ・ゲンズブール

ヴィルジニー(ブリジット・バルドー)は、虫歯の痛みに苦しむ実業家の父を連れて、歯科医エルヴェ(アンリ・ヴィダル)のところへ。二人は初対面でお互いに運命を感じ、父の反対を押し切って結婚。ヴィルジニーは歯科医院を手伝い始める。ある晩、夫妻は仕事絡みでケンカをし、ヴィルジニーは怒って家出。エルヴェも街に繰り出し、ダンス講師のアニタ(ドーン・アダムズ)と出会う。一時の気の迷いで彼女の部屋に立ち寄り、知らぬ前に二人の写真を撮られる。翌日、エルヴェを訪ねるアニタ。目的は写真をネタに50万フランをゆすることで、後から電話で「明日の夜7時半にダンススクールに来て」と告げる。それを盗み聞きしたヴィルジニーは浮気を疑い、当日は不倫現場を押さえようと先回り。夫を追ってアニタの部屋に入ると、そこには彼女の死体が横たわっていて、エルヴェの手にはピストルが。彼は自分は犯人じゃないと言い張るが、部屋に入った者は他にいないはずで……。

© 1959 GAUMONT

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可愛い悪魔(原題:En cas de Malheur)

2/7(金)・2/8(土)16:20

『可愛い悪魔』画像 1958年/フランス/117分/モノクロ/スタンダード
監督:クロード・オータン=ララ 原作:ジョルジュ・シムノン
脚本:ジャン・オーランシュ、ピエール・ボスト
撮影:ジャック・ナトー 編集:マドレーヌ・ギュ 音楽:ルネ・クロエレック
製作:ラウール・レヴィ、レイ・ヴェンチュラ
共演:ジャン・ギャバン、エドウィジュ・フィエール

英国女王エリザベス2世の来仏に盛り上がるパリ。そんなニュースはどこ吹く風のイヴェット(ブリジット・バルドー)は、天涯孤独でお金に困っていた。そこで女友だちと、老夫妻が営む時計店へ強盗に入り、騒ぎ立てる妻を工具で殴りつけて逃げる。女友だちは逮捕されるが、イヴェットは罪を逃れようと、高名な弁護士アンドレ・ゴビヨ(ジャン・ギャバン)を頼る。「欲しいものは無料で手に入れてきた」と告げ、自信ありげに脚を見せるイヴェット。ゴビヨは偽の証人を立て、無罪を勝ち取る。さらに妻ヴィヴィアーヌ(エドウィジ・フィエール)の忠告も聞かず、イヴェットを愛人としてホテルの一室に囲うように。だが偽証をめぐり、ゴビヨは弁護士会から懲戒請求を受ける。また彼の目を盗み、イヴェットは医学生のマゼッティ(フランコ・インテルレンギ)とも恋仲に。弁護士と別れて罪を認めるよう諭されるも、イヴェットは贅沢な生活を諦めきれない。そしてついに悲劇が起きる。

©1958 Production Raoul Levy / Les Films Marceau Concordia

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私生活 4Kレストア版(原題:Vie privée)

2/10(月)・2/11(火)16:15

『私生活 4Kレストア版』画像 ※当館では2Kでの上映です
1962年/フランス・イタリア/104分/カラー/ヨーロピアンビスタ
監督:ルイ・マル
脚本:ジャン=ポール・ラプノー、ルイ・マル、ジャン・フェリー 撮影:アンリ・ドカエ 編集:ケヌー・ペルティエ 音楽:フィオレンツォ・カルピ
製作:クリスティーヌ・グーズ・レナル
共演:マルチェロ・マストロヤンニ、ニコラ・バタイユ、エレオノーラ・イル、ウルスラ・クブレール

ジル(ブリジット・バルドー)はスイスのレマン湖畔にある屋敷で、母セシルや使用人たちと暮らしている。自らモーターボートを操ってジュネーヴまでダンスを習いに行き、森でサイクリングしてペットのヤギと遊ぶ。そんな快活なジルにも悩みがあった。ダンス仲間の恋人である、演劇雑誌の編集長 兼 舞台演出家のファビオ(マルチェロ・マストロヤンニ)に想いを寄せていたのだ。叶わぬ恋に苦しむジルは、思いきってパリへ上京。やがて女優として世界的スターとなるも、ゴシップやバッシングに耐えられず故郷に戻る。恋人と別れていたファビオと再会し、二人は結ばれる。ファビオはうつ状態のジルを自宅にかくまい献身的に支えるが、ほどなくして野外劇場での芝居を演出するためイタリア・スポレートへ。彼を追って現地に着いたジルは、中世の街並みや地元民の素朴さに魅了されたのも束の間、またもパパラッチに悩まされ、宿に幽閉状態となり、ファビオとの仲もギクシャクし始める。

©1962 GAUMONT - STUDIO 37 – CCM

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ビバ!マリア(原題:Viva Maria!)

2/12(水)・2/13(木)16:20

『ビバ!マリア』画像 1965年/フランス/116分/カラー/スコープ
監督:ルイ・マル
脚本:ルイ・マル、ジャン=クロード・カリエール
撮影:アンリ・ドカエ 編集:シュザンヌ・バロン、ケヌー・ペルティエ 音楽:ジョルジュ・ドルリュー
製作:オスカル・ダンシヘルス
共演:ジャンヌ・モロー、ジョージ・ハミルトン
提供:ファインフィルムズ

マリー(ブリジッド・バルドー)はアイルランドの刑務所生まれ。生粋の共和主義者でアナーキストの父を助け、幼い頃からテロ活動を続けてきた。しかし中米での作戦中に父を亡くし、一人で逃亡生活を送るうちに遭遇したのが、ある旅芸人一座。一座の花形はマリア(ジャンヌ・モロー)という歌手で、同じ名前をもつコンビの相方が失恋の果てに自殺してしまったばかり。一座がマリーをスペイン語式に「マリア」と呼び、ペアを復活させるとたちまち人気者に。そんな中、彼らのいる中米の国では、悪政に耐えかねた民衆の不満が高まっていた。一座は偶然、革命軍を率いるフローレス(ジョージ・ハミルトン)と出会う。彼はマリアのファンで、二人は愛し合うように。だが、やがてフローレスは銃弾を浴び、彼女に「遺志を継いでくれ」と言い残して死ぬ。マリアコンビは地域のボスであるロドリゲス、さらには首都サン・ミゲルの独裁者や、政権と癒着した教会との激しい戦いへと臨む。

©1965 Nouvelles Editions de Films NEF (France) / Vides (Italie)

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裸で御免なさい(原題:En effeuillant la marguerite)

2/14(金)・2/15(土)16:20

『裸で御免なさい』画像 1956年/フランス/102分/モノクロ/スタンダード
監督:マルク・アレグレ
原案:ウィリアム・ベンジャミン 脚本:ロジェ・ヴァディム、マルク・アレグレ
撮影:ルイ・パージュ 音楽:ポール・ミスラキ
共演:ダニエル・ジェラン、ロベール・イルシュ

ヴィシーの町では、小説「花占い(En effeuillant la marguerite)」の話題でもちきりだ。際どい内容のこの小説は瞬く間に完売となったが、作者の名は匿名だった。この小説の作者は堅物で知られるデュモン将軍の娘、アニエス・デュモン(ブリジット・バルドー)。ある日、彼女からそのことを打ち明けられた父親は「芸術なんてくだらん」と憤り、彼女を寄宿学校に入れようと、その日の夜に駅へと連れて行く。アニエスは隙を見て、反対方向のパリ行きの電車に飛び乗った。目指すは、同じく父と衝突し家を出た兄の家。道中、乗車券も持たず無一文の彼女を、新聞記者のダニエ(ダニエル・ジェラン)とロジェが助けてくれた。無事にパリに着いて兄の家に着いたものの、あいにく彼は留守だった。豪壮な彼の家にアニエスは感激するが、しかしそこは実は「バルザック博物館」で、兄は住み込みで働く従業員に過ぎなかった。事情を全く知らないアニエスは本棚から一冊の本を抜き取り、古書店に売ってお金を工面。思わず手にした大金で彼女は服を買い、ダニエルたちにお礼をしにいく。ところが、兄が戻ってきて大騒ぎ。例の古本は館長秘蔵のもので、バルザック自筆のサインが入っている初版本の「谷間の百合」だったのだ。何としても買い戻さねばならないが、お金がない。そこで目に入ったのが、優勝賞金20万フランの「素人ストリップ・コンテスト」のポスターだった。一攫千金を狙うアニエスはウィッグと仮面で変装し、ソフィアという偽名を使って出場する。

©1956 TF1 DROITS AUDIOVISUELS

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ラムの大通り(原題:Boulevard du Rhum)

2/16(日)・2/17(月)16:20

『ラムの大通り』画像 1971年/フランス/125分/カラー/ヨーロピアンビスタ
監督:ロベール・アンリコ 原作:ジャック・ペシュラル
脚本:ピエール・ペルグリ、ロベール・アンリコ、トニ・レコーデル
撮影:ジャン・ボフティ 編集:ミシェル・レウィン 音楽:フランソワ・ド・ルーベ 製作:アラン・ポワレ
共演:リノ・ヴァンチュラ、ギイ・マルシャン

アメリカに禁酒法がしかれていた1920年代。カリブ海諸国とアメリカ南部沿岸を結ぶラム酒密輸の海上ルート、通称“ラムの大通り”が存在した。密輸船の船長コルニー(リノ・ヴァンチュラ)は、沿岸警備船から攻撃を受けて船が転覆したことで、一人メキシコの海岸に漂着。一文なしになるも、命がけのギャンブル “暗闇撃ち”に挑み、船を買うための大金を手にしてジャマイカへ。新しい船を「わが心のレディ」号と名づけ、再びラム運搬を画策する。だがある日、通り雨を避けて入った映画館で、無声映画『恋する女豹』の主演女優リンダ・ラリユー(ブリジット・バルドー)に一目ぼれ。港々で出演作を観ては、船室に新聞や雑誌の切り抜きを貼るほどの大ファンに。そのうちコルニーは大仕事を前に、キューバの浜辺で偶然リンダ本人に出会う。彼女もコルニーの情熱にほだされ、すぐ二人は愛し合うように。リンダは映画界をすっぱりとやめ、いとしい船長とともに海へ繰り出すが……。

© 1971 GAUMONT (FRANCE) / RIZZOLI FILMS (ITALIE)

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料金


一般1900円
学生1500円
シニア1300円
高校生・中学生・小学生・幼児1000円
会員1200円

★2本目割引…最初にご覧になった半券ご提示で、一般・学生のみ200円割引

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アクセス

阪急宝塚線「売布神社」駅前ピピアめふ5階
シネ・ピピア(0797-87-3565)
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