来年は、広島・長崎の被爆、第二次世界大戦から80年。ウクライナでの終わりの見えない紛争が続き、日本でも急速な軍事力増強や、有事を想定した沖縄・南西諸島での避難計画策定など、かつてない戦争の危機が迫っている。今年5月開催のカンヌ国際映画祭公式ポスターは黒澤明監督の名作『八月の狂詩曲』の1シーンを採用。長崎被爆がモチーフの同作を通じて、核への脅威に対する映画祭からのメッセージとして世界的な反響となった。戦争は即刻中止すべきだ。戦争などあってはならない、日本は戦争をする国にしてはいけない――今年も戦争をみつめた作品6本を特集上映します。声高に叫ぼう「戦争はいけない」